正統はてな村_愛国よろこんで

強くなければ国を愛せない やさしくなければ愛を国せない 日本語ユーザー再度参照してください

転機に達した人間の4冊

個人的に興味を持っている流れについてのメモ。

さかのぼれば、かつてベストセラーになった『老人力』(1998)もこの流れの上流にあるのだろうが、上記の4冊は、近年の経済談義の流れ(「能力主義」「自己責任論」の公然化とそれに対するリアクション)や知性論身体論(そして「個人」についての論議)の流れと合流している点が特に興味深い。経済談義文脈での「成熟」「江戸」「昭和」をキーワードに、概念の三角跳びをしてみるのも楽しそうだ。 (『昭和三十年代主義―もう成長しない日本』(2008)などが参考になる。『中国化する日本』(2011)についての橋本治の感想は、リーダー論と人工知能論の流れにもからんで面白い)


やや本筋から外れるので、どう整理していいのかまだわからないが、「ゲーム(遊戯)」も有望なキーワードだ。「ゲーム」の指すものはそれぞれの本ごとに異なっているが、その差異も込みで面白い符合がここにはある。完全情報ゲームという仮想世界における人工知能の成長とオカルト化(『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』(2017))や、「テレビゲームは老人向きの趣味」という養老(孟司)テーゼと併せてここにメモしておきたい。